【ABC特集】生まれて半日で息を引き取った息子 “吸引分娩”に潜むリスク 出産死亡事故の裁判を通じて「知ってほしい」両親の思い
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【ABC特集】生まれて半日で息を引き取った息子 “吸引分娩”に潜むリスク 出産死亡事故の裁判を通じて「知ってほしい」両親の思い

記事によると…

・出産の時に、赤ちゃんの頭に器具をあてて引っ張る「吸引」という方法があります。吸引分娩で出産した直後に、長男を亡くした両親が、2018年に産科クリニックを相手に起こした裁判が、24日に判決を迎えます。

「吸引」は、分娩が長引いたり産道から赤ちゃんが出にくかったりした場合に、専用の器具を赤ちゃんの頭にあてて引っ張る方法で、以前から使われていた方法ですが、麻酔によって陣痛を緩和する”無痛分娩”の普及とともに、たびたび用いられるようになったといいます。

・しかし、そもそも柔らかい乳児の頭に大きな負担がかかるため、医師には経験や技術が求められます。実施する回数や、タイミングなどがガイドラインで定められ、慎重な施術が必要とされています。

亡くなった長男への思い

・兵庫県内で、家族4人で暮らす高瀬実菜美(みなみ)さん(35)。夫婦で働いていますが、実菜美さんは育休中。幼い2人の子ども(2歳次男・1歳長女)の世話で毎日慌ただしく過ごしています。

・「明るいですね。笑いが絶えない。1歳と2歳なんでめちゃくちゃかわいい。(夫婦とも)”あの頃”にくらべたら笑う回数が増えている。他の家族からしたら特殊なのかなと思いますけど、我が家では亡くなっていても長男は柊(しゅう)なんです」

死因は脳内出血 吸引で頭に大きな負担が原因か

・高瀬さんの長男、柊ちゃん。2017年11月に生まれ、半日あまりでこの世を去りました。死因は「帽状腱膜下(ぼうじょうけんまくか)血腫」。脳内の出血が原因による出血性ショックでした。

・高瀬さんは長年の不妊治療を経て、柊ちゃんを授かり、出産は無痛分娩を選びました。麻酔でうまく力を入れられなかったこともあってか柊ちゃんの体はなかなか出て来ず、赤ちゃんの頭に器具をあてて引っ張る「吸引」が用いられました。

・柊ちゃんが負った「帽状腱膜下血腫」は、吸引で頭に大きな負担がかかったことが原因とみられています。

「検証されなければ同じことが繰り返される」

・ 高瀬さんは2018年に、大阪市内の産科クリニックに損害賠償を求めて、大阪地裁に訴えを起こしました。

・提訴時の会見で、「なぜ息子が亡くならないといけなかったのか。何も検証されないままいってしまったらまた同じことが繰り返されるのではないか」と訴えました。

・高瀬さんはクリニックが「吸引後に適切な経過観察や搬送をしなかった」と主張。クリニック側は争う姿勢を示し、柊ちゃんの容体が悪くなったあとのクリニックの対応が主な争点になりました。

(略)

1月19日 【ABC特集】生まれて半日で息を引き取った息子 “吸引分娩”に潜むリスク 

吸引分娩


胎児の頭に吸着させた吸引カップを牽引して,分娩させること。鉗子分娩

吸引自体はそこまで特殊な処置ではないので、他にもっと注意が必要な子が同時期に新生児室にいたらそちらにかかりきりになってしまうこともあるだろうし、当時の新生児室がどこまで全体に注意が払える状況だったのかなども明らかにする必要があるかもしれない。 気の毒な話ではあるけど、このとき吸引しなかったらしなかったで吸引処置をしてくれなかったといって訴えられそうだし、この裁判の行方次第で、また産婦人科医が減るのじゃないかとその点も気になる。

吸引分娩自体は、リスクはあれど必要な場合もある。早く赤ちゃんを出さないと危険なケースもあるし、その際にはとても有効な手段であることは間違いない。


私もこのクリニックでこの医師のもとで2人出産しています。2人目は無痛分娩でした。 無痛分娩を推奨していないんだな、という印象をもつくらい無痛分娩の説明会の時はリスクを詳しく説明されていました。 少し変わった先生で合う合わないは大きいかもしれませんが、飄々としていてでもしっかりと診てくれるので信頼していました。 助産師さんたちにしても本当に親身になってくれる親切な方ばかりだったのでこの事故のイメージが未だに結びつかないままです。 土壇場で何があるかわからないのがお産ですが、少しでもリスクがある場合は総合病院でというのが本人も医師にとってもいい選択なのでしょうか

無痛分娩を選択した知人は全員吸引分娩しています。リスクは伴うし、それを理解してやるかやらないか決めるべきだと思う。ただこのクリニック、チアノーゼが出てから搬送まで時間がかかりすぎていると思う。

このお母様を責めるつもりは全くない。 ただ、「気持ちに折り合いをつける」という理由で、医師に対して損害賠償請求をするのはおかしいと思う。分娩取扱施設や産婦人科医の減少が加速してしまうから。

仮に吸引をしなかった場合を想像すると、長い時間産道から出て来れなかったら生まれて来れなかった可能性もあるかもしれないと思いました。 またすぐに救急搬送されたとして、産まれたばかりの赤ちゃんの頭の手術をするにはあまりにも小さく血管も細いので治療も上手くいくかはわからないくらいに難しいことだとも思いました。 それでも救急搬送は早くするべきだと思います。

不妊治療をして分娩台までかなりつらい思いをされているとは思います。 ただ無痛分娩にはリスクが伴います。 無痛分娩だと普通のお産よりは吸引分娩・鉗子分娩になりやすいです。 そのことに関する説明が病院側からはされていたのでしょうか。 されていたならば、この流れだとそこまで医師の責任を問うことは出来ないのでは。

無痛分娩が普及してほしいとも思うが、無痛分娩を選んだからこそ起こりうるリスクも広がるべきだと思う。

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