「三浦瑠麗」という虚像。需要と人選ミスが生んだ…最初からいかがわしかった
・国際政治学者を自称する三浦瑠麗とは一体何だったのか。太陽光発電事業への出資を名目に、およそ10億円をだまし取ったとして投資会社「トライベイキャピタル」本社と代表を務める瑠麗の夫の自宅マンションが東京地検特捜部により家宅捜索されたが、それをきっかけに瑠麗の過去の言動に注目が集まった。
・瑠麗は「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございますが、捜査に全面的に協力する所存です」と関与を否定。もちろん夫が引き起こした事件と配偶者は関係ない。そういう意味では、瑠麗は巻き添えを食ったかのようにも見える。
・しかし、次第に実態が明らかになっていく。瑠麗が経営する会社と夫の会社は同じビルの同じフロアにあり、両社は合同で行事を開催することもあった。さらに瑠麗は、政府の「成長戦略会議」やテレビ番組などで、太陽光発電事業を“猛プッシュ”していた。これによりネットでは夫のビジネスの「広告塔」だったのではないかと疑う声が増えていった。
・第2次安倍政権後に表舞台に出てきた瑠麗は最初からいかがわしかった。薄着姿で意味不明なことを言い、世の中をけむに巻く。
・結局、メディア上層部の戦略ミスだったのだと思う。「上から目線で偉そうに説教する女性キャラ」には昔から一定の需要がある。
・そこで曽野綾子や桜井よしこの後釜になるような人物として瑠麗にスポットが当たったが、「大喪の礼」を読めずに国葬を語り、「ワシントン・ポスト」と「ワシントン・タイムズ」を間違えながら統一教会問題を語る瑠麗には無理がありすぎた。それでも引き返せなくなったのが今の惨状ではないか。
・瑠麗の夫による太陽光発電所の建設計画には実体がなかった。実体がなければ必ずボロが出る。こうした意味において、瑠麗は佐村河内守やショーンKに近い。メディアは何度も同じ過ちを繰り返すべきではない
三浦瑠麗
三浦 瑠麗(みうら るり、英語:Lully Miura 、1980年〈昭和55年〉10月3日 - )は、日本の政治学者(国際政治学・比較政治学)。学位は博士(法学)(東京大学大学院・2010年)。株式会社山猫総合研究所(独立系シンクタンク自営)代表。旧姓は濱村(はまむら)。
独立行政法人日本学術振興会特別研究員、東京大学政策ビジョン研究センター講師などを歴任した。
ネット上のコメント
・国際政治学者であるという三浦瑠麗さんは、その言動がいつも上から目線であり、また偏った考え方が良く見受けられ、あまり印象が良いものではありませんでした。
・結局は後ろ盾があって、世間の印象、風向きを変えるのが仕事で、どこかの党や団体に都合の良いように情報操作してたと言う事でしょう。
・この人は今までメディアで持論を言いたい放題してきたから敵も多い。
・今回のように自分の周りの事とはいえ自身が関係するところに何かあれば当然のようにメディアからしっぺ返しをくらうのは当然。
・昔からこの人に対して、一体何者なのか、何の実績があって国際政治学者を名乗ってるのか等という意見がSNSでは山ほど見られました。でもメディアでは引っ張りだこだった。