旭川いじめ凍死、ネット中傷提訴 生徒の母親、賠償求め
・北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題に絡み、インターネット上の投稿で名誉を毀損され精神的苦痛を受けたとして、広瀬さんの母親が投稿した旭川市の女性に対し、約250万円の損害賠償を求めて旭川地裁に提訴したことが26日、代理人弁護士への取材で分かった。
・訴状によると、女性は21年4月26~29日、ツイッターに匿名で「旭川14歳女子凍死事件」などの検索目印を付け「家庭環境に問題があった」などの内容を12件投稿したとしている。
旭川いじめ凍死
北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さんが凍死した問題。写真は、広瀬爽彩さんの遺体が見つかった公園内に設けられた献花台=22年2月、北海道旭川市(KYODONEWS)。
・すでに匿名者を特定できているということは、前段階で発信者情報開示請求をし、これが認められているのだと思います。 開示請求の要件としても、投稿が違法であることが必要なので、一度は違法な投稿であったとの判断を経ている事件と思われます。 もっとも一応は別事件なので結論が分かれることもあります。
・イジメと言うと、無理して行かなくていいとか、逃げていいとか、他にも道はあるとかいう意見をよく目にするけれど、なぜイジメられている人が他へ行かないといけないのか?と思います。 もちろん他の所へ行く選択肢はあっていいし、本人がそうしたいのであればそうしていいのだけれど、本人は本当は、その場所でみんなと楽しく過ごすことを夢見て入学したんじゃなかろうかと思えてなりません。 いじめの加害者への教育がもっと重視されるべきではないでしょうか。
・私も中学生の時にイジメにあっていました。心配させてしまうかもと親にも相談出来ず…先生に相談するとイジメがエスカレートするかもと怖くて言えず…。確かにイジメられる側にも何か原因があるのかも知れません。ですが、決してイジメは許される行為ではありません。ましてや、匿名で被害者家族を誹謗中傷するなど言語道断です。この子は、とても辛くて悲しかったと思います…私が親なら、加害者も誹謗中傷している者も許されるなら…と考えてしまうと思います。
・中学の先生も、教育委員会も、 自分の責任にならないように、 逃げ続ける。
・法に則って厳正に対処されることを望みます。惨いいじめによってお子さんを亡くし、その上これでは言葉をなくします。