東京オリンピック組織委、3月に完全消滅へ…汚職事件解明待たずに清算法人が業務終了
・2022年6月末に解散した東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の業務を引き継いだ清算法人が、23年3月に業務を終えることで最終調整されていることが、関係者への取材でわかった。清算の「結了」により、組織委は完全に消滅することになる。大会を巡っては元理事による汚職やテスト大会に伴う談合と相次いで事件が発覚しており、全容解明を待たずに消滅することには、批判の声も上がりそうだ。
・清算法人は東京都庁内に拠点を構え、約20人の職員が22年7月以降にずれ込んだ債務の支払いや仮設施設の原状回復作業の確認などを担ってきた。組織委解散当時、清算法人の存続期間は1年程度とされていたが、長期化する訴訟などの案件もないとして、9か月で消滅する方向となった。最終的には組織委の評議員会が「結了」の日を決定する。
・余った財産は東京都と日本オリンピック委員会(JOC)へ引き渡される予定で、保存期間内の文書は清算人が管理する。
・清算法人は事件に伴う東京地検特捜部の捜索も受けたが、第三者委員会を設置するなど独自の検証作業は行わなかった。法人の担当者は「清算作業を進めるために作られた法人で、調査を実施できるだけの人員もいない」と釈明している。
1月1日東京オリンピック組織委、3月に完全消滅へ…汚職事件解明待たずに清算法人が業務終了(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
東京オリンピック組織委員
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(とうきょうオリンピック・パラリンピックきょうぎたいかいそしきいいんかい、英: The Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games、略称: TOCOG)は、2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の準備および運営を監督していたオリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(OCOG)である
ネット上のコメント
・五輪組織委は五輪前の活動中心時期は、晴海トリトンが中核で、一部業務は青海のテレコムセンターで運営されていたと思いますが、どちらもロビーに目立つ看板などなく、すごくロープロファイルだったのが印象に残っています。晴海の方は小さなカウントダウン電光板が目立たぬようにありましたが…。
・コロナでやるやらない、延期か、観客は入れるかなど、ロジ担当の寄せ集めスタッフは振り回され、また多忙を極めたことは想像に難くないですが。テレコムセンターではいつも特定フロアの明かりが24時を回っても煌々と照らされ、どこで仕事しているのかは一目瞭然でした。その明かりの陰で組織委の闇は深く、進歩とは逆の世界だったのでしょう。
・これだけ腐敗案件が露見している時にありえず、本来なら組織委の解散を撤回して関係者を集め、事情聴取をすべきほどの問題だろうが、こんな事が現実に起きるのが今の日本だ。関係者としては一刻も早くフタをして逃げ切りたいと思っているだろう。ともかく日本人は公金を投入する五輪病、イベント病から抜け出すべきではないか。民間の資金で採算のとれるイベントだけに限定すべきだろう。もちろん札幌五輪招致などただちに中止すべきだ。
・招致活動、コロナ禍の開催、サイロ問題などなど、多くの文ダウがあるのに、何ら総括もなしに、今後の改善策を策定せず、解散するわけですか。無責任のそしりを免れませんよ。これで、また札幌オリンピックだの世界陸上大会招致など噴飯もの。それなりの役職であった方は責任は負うべきでしょう。
・3月解散でも良いがオリンピック招致の贈収賄事件の捜査を終了してならば良いがまだ司法の判決が確定して無く追求逃れの解散と捉えてもおかしくない。 自民党重鎮の森前総理の追求なしには国民は納得しないだろう。 それが出来なければ次のオリンピックや国際イベントはするべきではない。