『マンガ大賞2023』ノミネート11作品発表 『あかね噺』、『タコピーの原罪』など
・書店員を中心とした各界の漫画好き選考員が「今、この瞬間一番おもしろいマンガ」を選ぶ『マンガ大賞2023』の一次選考の結果が24日、同賞実行委員会より発表され、ノミネート11作品が出そろった。今回の一次選考においては、102人の選考員から、242作品への投票があった。
・同賞は2008年に創設され今年で16回目。昨年1年間(2022年1月1日~12月31日)に新刊の単行本が刊行された作品のうち、最大巻数が8巻までの作品が選考対象。一選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出し、得票数上位11作品(同率順位含む)をノミネートした。
・今後の予定は、選考員が全ノミネート作品を読んだ上で二次選考を行い、1、2、3位を選定し、ポイント制で集計の上、一作品を「マンガ大賞」に選出する。大賞の結果は3月中旬~下旬に発表される。
■『マンガ大賞2023』ノミネート作品
・『あかね噺』馬上鷹将、末永裕樹
・『女の園の星』和山やま
・『劇光仮面』山口貴由
・『これ描いて死ね』とよ田みのる
・『さよなら絵梨』藤本タツキ
・『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』地主
・『正反対な君と僕』阿賀沢紅茶
・『タコピーの原罪』タイザン5
・『天幕のジャードゥーガル』トマトスープ
・『日本三國』松木いっか
・『光が死んだ夏』モクモクれん
■歴代大賞作品
第1回(2008年):『岳』石塚真一
第2回(2009年):『ちはやふる』末次由紀
第3回(2010年):『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ
第4回(2011年):『3月のライオン』羽海野チカ
第5回(2012年):『銀の匙 Silver Spoon』荒川弘
第6回(2013年):『海街diary』吉田秋生
第7回(2014年):『乙嫁語り』森薫
第8回(2015年):『かくかくしかじか』東村アキコ
第9回(2016年):『ゴールデンカムイ』野田サトル
第10回(2017年):『響~小説家になる方法~』柳本光晴
第11回(2018年):『BEASTARS』板垣巴留
第12回(2019年):『彼方のアストラ』篠原健太
第13回(2020年):『ブルーピリオド』山口つばさ
第14回(2021年):『葬送のフリーレン』原作:山田鐘人、作画:アベツカサ
第15回(2022年):『ダーウィン事変』うめざわしゅん
マンガ大賞2023
書店員を中心とした各界の漫画好き選考員が「今、この瞬間一番おもしろいマンガ」を選ぶ『マンガ大賞2023』の一次選考の結果が24日、同賞実行委員会より発表され、ノミネート11作品が出そろった。今回の一次選考においては、102人の選考員から、242作品への投票があった。
・もう少し温かい目で見てやって欲しい。 ここまでノミネートされる事すら凄いことなのです。 自分ももっと良い作品書けるように頑張ります。
・個人的には「女の園の星」がいいなぁ。漫画でここまで笑ったのは初めてってぐらい面白いし。こういうのに選ばれる漫画って、かなり売れてたり他の漫画とは違う尖った部分が面白かったりと、納得のラインナップだと思う。
・現実の世界ではほとんどいない女流落語家の真打を目指す事がどれだけ難しいのか、そしてその壁をあかねがどうやって乗り越えていくのかこれからの展開が楽しみ
・最近のマンガ大賞は、映画のアカデミー賞的なものとして参考程度にしておくのがいいかなと思います 受賞作となると期待しすぎてしまい、読む前にハードルを上げてしまう部分が大きいので、思ったほどでもないなと感じてしまったりすることが結構多い 色々と好みもありますしね
・最近のこの手の賞はメディアミックスのための顔見せ的な側面が強くてなんかさめた目で見ている。 もちろん作品は素晴らしいんだろうし、自分が読んで面白かった作品が入っていたこともあったけど、売りたい側がちょっとがっつきすぎだと思う。
・ノミネートすらしなかったようで非常に残念なのは「怪獣8号」。もう9巻出たかもぐらいだから対象外だったのかな。 あと最近始まった漫画では「黄泉のツガイ」も面白いと思うのですが。こちらは来年に期待なのかな。
・「正反対の君と僕」のノミネートがただただ嬉しい。青春時代の心の機微をあれだけ細やかに丁寧に描かれているのが素晴らしい。それでいてテンポが軽やかで読んでいてとても気持ちがいい。キャラも全員魅力的で、素直に「みんな幸せになってほしい!」と思わせてくれます。青春のど真ん中にいる人はとっても共感できるでしょうし、青春から離れてしまった人たちにも、忘れかけていた何かを思い出させてくれる作品。オススメです。
・どれも面白いです。食わず嫌いにならず、11作品を読めるなら読んで欲しい。