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「切り抜き動画」に対抗できないと、この先は生き残れない――23歳差の佐久間宣行とコムドット・やまとが語る「葛藤」
・『ゴッドタン』『あちこちオードリー』(テレビ東京系)をはじめ数多くの人気番組を手掛けるプロデューサー・演出家で、近年ではラジオパーソナリティー、YouTuber、テレビタレント、CM出演など多方面で活躍する佐久間宣行(47)。
・かたや、10~20代から絶大なる支持を受け、開始から4年でチャンネル登録者数400万人を突破したYouTuberコムドットのリーダー・やまと(24)。時代の寵児2人が語る、テレビ、YouTubeのこれからとは。(取材・文:田口俊輔/撮影:佐々木康太/Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair編集部)
やまとさんは漫画の主人公みたいだね
・「YouTubeを始めて、この4年間はどういうものでした?」 はじめましての挨拶もそこそこに、YouTubeを開始して1年半の“新人”佐久間は、やまとに問いかけた。やまと率いるコムドットは、「地元ノリを全国へ」「放課後の延長」をスローガンに掲げて活動する、幼なじみ5人組によるYouTuber。「やりたいこと全てができている4年間です」と笑顔を浮かべるやまとを前に、佐久間は「僕が24歳の頃は下積みばかりで、毎日絶望と闘っていましたよ」と、思わず苦笑いした。
・佐久間:僕、「こんなにYouTubeの世界って厳しいんだ!」って、打ちのめされています(笑)。 やまと:厳しいですよね、厳しすぎるぐらい。 佐久間:修羅の世界だよ。明確に自分が今どれぐらいかの数字が突き付けられる上、何かあればすぐ登録者は減るしすぐ飽きられる。
・自信があった動画が「こんなに回らないの!?」とか、逆に当たるとは思わなかったものが当たったりとか、本当に読めない。俺、この1年半で何度も傷ついているからね(笑)。この大変な環境下で、コムドットはトップYouTuberでい続けているのは、本当にすごい!
・やまと:いえいえ(笑)。
・佐久間:今のYouTuberは企画をパッケージしながら、ちゃんと自分たちの「ノリ」を持った方に、ファンが付くだろうと考えていて。その「ノリ」をうまく作るコムドット、やまとさんに今日は話を聞いてみたかった。まず、YouTubeは、始めた当初から有名になる勝算がありましたか?
・それとも途中でコツをつかみ始めた? やまと:完璧に勝算があると思い、始めました。開始当時のYouTubeはまだ、稼げるイメージも定着していない上にどこかナメられていて。逆に僕は未完成な世界だからこそ、「ここなら確実に一番になれる」と思ったんですね。 佐久間:その勝算は、いったいどこから出てきたんですか?
・やまと:本当に直感で、始めさえすれば有名人になれると信じていましたね。作戦も戦い方を何も考えずに幼なじみたちを誘って、返事をもらった3日後には初動画を投稿していました。
・佐久間:綿密な作戦がなく、イケるという予感・勝算だけで飛び込んだってこと!? すごいね、漫画の主人公みたい。
1月28日
「切り抜き動画」に対抗できないと、この先は生き残れない――23歳差の佐久間宣行とコムドット・やまとが語る「葛藤」(Yahoo!ニュース オリジナル RED Chair)
コムドット
コムドットは、日本の東京都に拠点を置く、5人組のYouTuber。メンバーはやまと、ゆうた、うらた、ひゅうが、あむぎり。YouTubeチャンネルとしてメインの「コムドット」、サブの「オフドット」が存在する。事務所には所属せず、リーダーのやまとを代表取締役とする株式会社を設立した。
ネット上のコメント
・最近時代の変わり目だなと思い始めた。若者がなんでもかんでも起きる全ての出来事にスマホのカメラを向けて、ホームレスや有名人ってだけで肖像権なんてお構いなしの時代が来てる。僕もいま高校生だがなにかおもしろいことが友達起きたとき、すぐにみんながカメラを向けると正直少し冷めてしまう。もちろん思い出にも残るから、見返してあんなことしたなーっていえる友達ならいいが、知らない人とか親しくない人が撮った動画がTikTokやYoutubeに上げるという風習が僕は好きではない。切り抜き動画なども含めて極短編動画が主流になりつつあるのですごくある意味新時代だなとか思う。 このニュースと全く関係ないコメントをしてしまった
・テレ東時代から佐久間さんのオールナイトニッポン聞いてましたが 退局しyoutubeはじめてさすがに人気Pだけあっていきなり視聴者数凄いなと 思ってましたが本人からするとそうでもないんですね。 元辣腕Pとはいえ芸能人や各界の著名人に比べれば一般的には顔も名前も知られているとはいえない佐久間さんなら現状でも十分に凄い数字だと思いますよ。
・佐久間さんはプロデュース力や企画力もさることながら、本人も語っているようにその根底は編集力。芸人や企画がスベっても編集で一定以上のクオリティに仕上げる。だから、突飛な企画ができたり、芸人がのびのびとやれる。ショート動画なんて編集力の勝負だからこそ、この発言じゃないかな。
・なんか近頃のYouTubeってただ登録者数を気にするあまり、孫がYouTubeも知らないお爺ちゃんお婆ちゃんに頼んで登録してもらったりして、それでいいの?って感じ。 登録すれば視聴しなくても別に良いの?違うんじゃね?って。 本当の深いファンは何があっても味方で着いて来てくれると思うんだけど。 面白くて企画力があるYouTuberがやっぱり強いって思う。
・正直、制作してる側からすると、著作とか平気で守らず踏み込んでくる輩は本当に許せない。