山下智久「韓国から再出発」は成功する可能性大！ ジャニーズ時代の“遺産”が生きてくる

・2020年にジャニーズ事務所を退所した山下智久（37）が意欲的に新作に挑んでいる。昨年末にNetflixで配信を開始した「今際の国のアリス シーズン2」で演じたゲームマスターのキューマ役で話題をさらったばかりだが、今度は「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督とタッグを組んで約6年ぶりに王道ラブストーリーに挑戦する。

・WEB漫画が原作の日韓共作映画「SEE HEAR LOVE～見えなくても聞こえなくても愛してる」で、今年、Amazon Prime Videoで独占配信される。

山下智久“1分足らずのハリウッドデビュー”にファン騒然 これでジャニーズを辞めたの？ 　

・そもそも山下の海外志向が明らかになったのは、コロナ禍の緊急事態宣言中のこと。スキャンダル報道を受けてジャニーズ事務所から謹慎処分を受けていた山下は、海外進出を優先し、海外ドラマシリーズ「THE HEAD」のカナダロケへ参加を強行し、同事務所を退所した。

・その後、事務所からの退所発表が異例の事後報告となったことで波紋を呼んだが、ハリウッドスターのウィル・スミス（54）が創設した製作プロダクションが山下の後ろ盾になっているとの情報が出回り、さらなる山下の飛躍が期待された。ただ、実際のところは「The Man from Tronto」にチョイ役で出演したくらいで米国進出は想定外の不発。

・この1年ほどはジャニーズ時代からの固定ファンに守られて日本を軸に活動している。 　

・その山下がここに来て、アマプラビデオの日韓共作映画で、フィールドを再び海外へシフトしようとしている。

・「舞台をアジアに移したのは、世界進出という意味でも成功の鍵になると思います。米国進出への意志は固いものがあるようですから、戦略を変えたのでしょう。米国で韓国のエンターテインメントは大成功しています。上手に韓国市場と絡むことができれば、山下さんは目指す将来の目標に近づくと思います」

（ジャニーズ事務所に詳しい芸能ジャーナリスト） 　

・同じアジア圏でも韓国エンタメはBTSなどの音楽業界のみならず映画「パラサイト 半地下の家族」（ポン・ジュノ監督）が米アカデミー賞作品賞に輝いたり、Netflix配信のサバイバルドラマ「イカゲーム」（ファン・ドンヒョク監督）シリーズが94カ国のランキングで1位となる空前の大ヒットを記録した。

・「山下さんは『NEWS』時代の活躍もあり、日本だけでなくアジア圏でも絶大な人気を誇ります。韓国での知名度も高い。韓国の名だたる監督とタッグを組めば話題性もありますし、今作で実力を示せば、世界でも通用する監督とのコネクションづくりにもつながるはずです」（前出のジャーナリスト） 　

・最近の山下は、ジャニーズ事務所を退所した滝沢秀明氏（40）や中居正広（50）ら先輩たちにSNSを通じて絡み、芸能メディアへ話題を提供することも忘れていない。ジャニーズ事務所の縛りを破って米国進出に向けて飛び出した山下だが、ジャニーズ時代の遺産を使って再びアジア圏から出直そうとしている。

1月21日　山下智久「韓国から再出発」は成功する可能性大！ ジャニーズ時代の“遺産”が生きてくる（日刊ゲンダイDIGITAL） - Yahoo!ニュース