アップルのクックCEO、23年報酬を4割余りカット-自ら申し出
・(ブルームバーグ): 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の2023年報酬総額は4900万ドル(約63億3000万円)と40%余り削減される。アップルが12日の届け出で開示した。投資家のフィードバックおよびクック氏自身の要請を基に調整されたという。
・届け出によれば、クック氏の報酬のうち、アップルの業績と連動する株式ユニットの占める割合は23年とその先の年に75%に引き上げられる。従来は50%。同氏の22年報酬は9940万ドルで、内訳は基本給300万ドルで、約8300万ドルが株式付与と賞与だった。21年の報酬総額9870万ドルからやや増加した。
・23年のクック氏の報酬は「バランスの取れた株主フィードバックとアップルの並外れた業績、クック氏の提言」に基づいているとアップルは届け出で説明した。
・クック氏の過去の報酬を巡っては米議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が批判していたが、株主は昨年、同氏への報酬を賛成多数で承認した。
原題:Apple’s Tim Cook Takes Rare CEO Pay Cut After Pushback (2)(抜粋)
--取材協力:Amanda Albright.
(c)2023 Bloomberg L.P.
2023年1月14日
https://news.yahoo.co.jp/articles/31e9697da02310984f9f42e92a5761ae88ffe7bc
ティム・クック
“ティム”ティモシー・ドナルド・クックは、アメリカ合衆国の実業家、作家、教育者。Appleの最高経営責任者。2005年よりナイキの社外取締役も務める。 『フォーブス』誌の「世界で最も影響力のある人物」リストでは、2018年に24位に選ばれている。
ネット上のコメント
・日本で経営陣の報酬に株の比率を増やす株価維持と上昇を目指して決算書をお化粧して配当金を増やすために内部留保を増やし見せかけの利益を増やす その犠牲になるのが社員で一向に報酬が増えない。 日本という国の大問題は社員の貢献を報酬に転換する評価スキルを高める幹部教育が皆無なこと それこそ管理職以上は大学院がビジネススクールで評価制度の作り方や評価スキルを徹底的に学べるようにすべき 定年再雇用を企業に法律で押し付けるんじゃなくて管理職のリカレント教育を義務化するほうが大事じゃないの?
・高額報酬を得ているが、人生の一部とはいえ組織と運命を共にしなければ ならない。大変な生き方だと思う。
・今は、ある適度インフラが整備され、社員と共にと強烈に意識して経営する人は減って来た。 そうなるとアメリカ式資本主義の真骨頂アメリカンドリームを是とする風潮となり、自社の社員の給料よりも自分の名声に重きを置く傾向があるのだと思う。 内部留保を含めた、分配の仕組みを構築しないと貧富の差や分断は益々進むと思う。
・共産主義はイヤだが、そもそもの土台において ここまで過剰な差がつくことに理解が追いつかない。。 一般社員とそこまでの能力、責任などの差がある。ということなんですかね。。
・自分も長年iPhoneを使ってますが、厳しい言い方をすればジョブズ氏がCEOをされてた時の遺産を受け継いだだけと思われても仕方ないのでは?
こんな記事も読まれています