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赤点に関するよくある質問
それではここで、改めて赤点に関して深掘りしていきましょう。取らないほうがいい、取ったら辛いというのは伝わったと思います。ここでは赤点に関してよくある質問をまとめてみました。敵を倒すには敵をよく知ること。これは兵法の基本でもあります。
赤点は何点からアウト?
赤点というと一桁台など悲惨すぎる点数を想像しがちですが、これは学校により決められておりまちまちです。「●点以下」と決められているところもあれば、平均点の半分以下など相対評価で決まる場合もあります。これに関してはもし自分が赤点を取ってしまいそうだと感じたら、担任の先生または学年主任の先生などにしっかり確認しておきましょう。
中学校では上位だったのに、高校では赤点を取ってしまうのはなぜ?
高校受験で頑張ってレベルの高い高校に入ったところ、周りが優秀すぎて平均の半分以下の点数になってしまい赤点になってしまった、または高校受験の合格後に燃え尽きてしまって勉強に身が入らなくなったなどの原因が考えられます。また高校の勉強は全体的にレベルアップします。特に数学などは、算数のちょっとした続きレベルかな?などと考えていてはついていけず、急に難解化します。歴史も日本史と世界史に分かれ、理科は生物・化学・物理に進化して覚えることも多くなり、毎回真剣勝負で勉強に取り組まないとついていけない授業もあるでしょう。
単に中学校の延長線上にあるとは考えずに、気合いを入れて新しく勉強しようと覚悟しなければ、特に大学受験を考えている人には厳しい状況になります。また高校によっては簿記を習い始める学校もあります。高校は専門的な科目を学ぶため社会に出るための大きな一歩となります。自分の将来を見据えて学習に取り組みましょう。
赤点を取ると評定や内申点への影響は?
赤点を取ると評定や内申点に残念ながら影響してしまいます。次の試験で満点を取らない限り評定は2や3などになってしまいます。ですが、失敗してしまったからと言ってそこで諦めてはいけません。挽回に向け努力をしましょう。
まず内申点ですが、これは各学年5段階の評定で9科目分、計45点満点の数値を出しますので、誤魔化すことができません。生活態度なども加味される内申書であれば先生によっては甘めに書いてくれる場合もありますが、数字で実際に出てしまったものに関しては動かせないのです。ですからやはり、赤点を取らぬように日々平均的な勉強をコツコツ続けることはとても大事ですね。
赤点ギリギリを取るなら、赤点を取った方がいいと言われる理由は?
これは自分を追い込むことの重要さを意味しています。赤点ギリギリで「あー良かった、なんとか今回はすり抜けたなラッキー」と思いほぼ赤点の科目に向き合わないよりは、赤点を突きつけられて危機感を感じ、補習や追試によりその科目を必死に勉強し、自分の努力で巻き返した方が後々のためになるからです。人は安心するとすぐにサボってしまう生き物です。ですが、留年や進学など深刻な問題がかかっている!と焦れば嫌でも頑張るしかないのです。そして、嫌であろうが頑張ればその結果、成績はちゃんと上がります。
ですから、赤点はできれば取らないほうが良いのですが、1点差や2点差でラッキーで逃れたという状況よりは、現実を突きつけられそれに真剣に向き合った方が良いと言えますね。ピンチこそチャンスに変える。これは今後の人生においての教訓にもなります。