コロナ死者数が急増、直近3カ月前年の16倍 70歳以上が9割
・新型コロナウイルスに感染して死亡した人が29日、全国で新たに420人報告され、前日に続き過去最多を更新した。「新型コロナの死者数ってこんな規模感だっただろうか」。3年ぶりの行動制限のない年末年始を迎え、感覚がまひしているのかもしれない。そこで前年と比較してみると、驚くほどの急増ぶりと分かった。【デジタル報道センター】
◇1年前とは桁違いに多い死者数 厚生労働省の公表資料を基に、まずは直近1週間の1日ごとの死者数を比較した。
・2021年12月は、23日3人▽24日0人▽25日1人▽26日0人▽27日0人▽28日2人▽29日4人――で計10人だった。
・一方、22年12月は、23日315人▽24日339人▽25日306人▽26日217人▽27日271人▽28日415人▽29日420人――で計2283人。単に1週間の死者数を比較したに過ぎないが、それでも22年は桁違いに多いことが分かる。
・比較する期間を直近3カ月(10月1日~12月29日)に広げてみると、21年が744人だったのに対し、22年は1万1853人。なんと15・9倍にもなっていた。
◇やはり、高齢者は要注意 では、どの年代が多く亡くなっているのか。直近の約4カ月間(22年8月31日~12月27日)について年代別の死者数の割合を見ると、80代(40・8%)が最多。90歳以上(34・7%)、70代(17・0%)と続いた。この年代だけで92・4%を占め、やはり高齢者ほど注意が必要なことが分かる。男女それぞれの死者の年代別割合は次の通り。
・男性は、10歳未満0.1%▽10代0.0%▽20代0.1%▽30代0.4%▽40代0.5%▽50代1.6%▽60代6.7%▽70代22・8%▽80代42・9%▽90歳以上24・8%――。
・女性は、10歳未満0.1%▽10代0.1%▽20代0.1%▽30代0.2%▽40代0.8%▽50代1.2%▽60代3.1%▽70代10・7%▽80代38・4%▽90歳以上45・3%――だった。 ◇脇田座長「かなり増えている」
・厚労省に新型コロナ対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の座長で国立感染症研究所(感染研)の脇田隆字所長は、22年12月28日の記者会見で「死者数がかなり増えており注視している。地域差があるので分析が必要だ」と話した。
12月30日
新型コロナウイルス
2019年に発生した新型コロナウイルス感染症(しんがたコロナウイルスかんせんしょう)は、世界保健機関 (WHO) による国際正式名称をCOVID-19といい、SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) がヒトに感染することによって発症する気道感染症(ウイルス性の広義の感冒の一種)である。2020年に入ってから世界中で感染が拡大し、2022年8月までに感染者数は累計6億人を超え、世界的流行(パンデミック)をもたらしている
ネット上のコメント
・高齢者は優先的に接種を行っており、ワクチンの効果を図る上で重要である 4回目、5回目を接種された方も多いと思います 以前に海外の科学者が実験結果を発表した記事がありました 接種すればする程、免疫力が疲弊し逆効果になるとの内容でした 改めて検証して頂きたいと思います 免疫力が失われると重症化に繋がりるリスクが高まるので注意が必要です 一方で若い世代は未接種でも無症状や軽症の方が多く病院にすら行っていない方が多くおられると思いますので感染者の数は発表よりもかなり多いと思われます 感染後に本物の抗体を獲得し集団免疫を達成する事を願うばかりです いずれにせよ早く終息してもらいたい
・パンデミック当初からと傾向は全く変わっていない。高齢者がとにかく致死率が高いという事だ。今や国民の8-9割がワクチン接種を受けていることを考えると「一周回って」全世代のリスクも最初の状態に戻ったという事だろう。
・コロナ過以前の肺炎を起因とする死亡者は一日平均320人ぐらいでした。 更に年齢別にデータ出ています。もちろん高齢の方になればなるほど元々亡くなった方の数字は跳ね上がっていました。(厚生省のデータより) 季節的要因もあるので冬場は特に平均値がコロナ過以前も高かったはずです。 デルタ株以前は注意しないといけなかったけど、オミクロン系統以降はどうでしょうか、サッカーワールドカップ見られた方々は何か気が付きませんでしたか?日本の現状に違和感を。
・コロナ死者数が急増しています。 高齢者が多くを占めているのに岸田政権からは何の対策も示されません。
・感染者数が多いからとか分母が多いとかいう意味がわからないコメントが多いですが、問題はそこじゃないでしょ。一番の問題はワクチンが効かなくなってきていること。日本のワクチン接種率は半端なく多いにも関わらず、感染が拡大して歯止めが効かず、重症者、死亡者が日に日に増えているということが問題だということでしょう。