絶命「淀ちゃん」撤去へ 漂流は危険と判断 大阪市
・大阪湾の淀川河口付近で確認され、交流サイトで「淀ちゃん」と名付けられたクジラについて、河川を管轄する大阪市は13日、専門家による調査の結果、死んでいたことが確認されたと発表した。測量の結果、クジラの体長は当初の想定よりも大きい約15メートルで、市は死骸の処理方法を決めたうえで近く撤去する方針。
・市が同日午前、水族館「海遊館」(同市港区)の職員と船でクジラに近付き調査したところ、呼吸のための「噴気孔(ふんきこう)」が動かず腐敗臭もしたため、すでに死んでいると判断した。
・目視による調査で、当初は体長が約8メートル程度とみていたが、測量の結果約15メートルと判明。マッコウクジラの雄だった。 死骸が漂流したままでは汚染が広がり、船舶と衝突する恐れもあるため、市は撤去することを決めた。
・船で沖合に曳航(えいこう)したり、陸に揚げて解体したりすることも検討している。 松井一郎市長は同日午後、市役所で記者団の取材に答え、死骸の処理について「かわいそうだが、撤去しなければ腐敗が進んでしまう。処理方法はデメリットも協議したうえで早急に決めたい」と述べた。
1月13日
松井一郎
松井 一郎(まつい いちろう、1964年〈昭和39年〉1月31日- )は、日本の政治家。大阪市長(民選第21代)。日本維新の会顧問。
ネット上のコメント
・以前、地方の海岸線に大型のクジラが弱って打ち上げられ死んだ時には、海岸の砂浜に穴を掘り、そのまま埋めて処理したと記憶しています。 財政が厳しい地方としては、現実的な処理だったのでしょう。 大阪市には、大型のクジラを埋めて処理できるような場所は無いですよね。 クジラの腐敗が進むと、体内にガスが溜まり沈めて処理することは難しくなります。 早く丈夫な網で覆ってアンカーを付けて深海に沈めることが出来れば、深海生物がクジラを自然に食べ尽くしてくれます(深海探索のドキュメントTVで観ました)
・冷たい言い方かも知れないけど、見立てより大きかったのならば、やはり生きているうちに手を施すのは危険でしたね。 データを取るために陸に上げて解体するのも有効だとは思うけど、切り刻んだり薬で溶かすのは感情的に嫌だな。できれば外洋に曳航して自然の糧になって欲しい。
・泳げない程に衰弱してたから流されて来たんだね。 供養はしてあげたいよね。死因を調べて他のクジラの環境に役立てて欲しいとも思います。可哀想だが龍涎香(アンバーグリス)があれば香料会社に買い取ってもらい処理費用に充てれば良い。 可能なら骨格標本にして子供達の学習にも役立ててもらえばと思います。色んな人が協力すればきっと無駄にはならないと思います。
・賢明な判断かと思います。かなり前ですが、静岡に在住してる時に 駿河湾だったか伊豆半島の入り江にクジラが迷い込んで見に行った ことがあります。
・記事には「河川を管理する大阪市は」と記述されているが、記者は間違えている。場所は法に照らしても河川ではない。この地点は正確には淀川ではなく大阪湾と呼ぶことが相応しい海。産経新聞の信憑性を揺るがすミス。いかに読者側において情報リテラシーが重要なのかを考えさせられる。
こんな記事も読まれています