ニホンザリガニ、売買禁止 来年1月から 政府
ニホンザリガニ
ニホンザリガニ(日本蝲蛄(蜊蛄・躄蟹)、Cambaroides japonicus)は、十脚目・アメリカザリガニ科・アジアザリガニ属に属する、ザリガニの1種である。単にザリガニ、あるいはヤマトザリガニとも呼ぶ。
日本の固有種で、北海道と北東北にのみ住む。日本に住む3種のザリガニのうち唯一の在来種であり、秋田県・大館市にある生息地が、国の天然記念物に指定されている。
成体の体長は50–60mmほど、稀に70mmに達するが、アメリカザリガニよりは小さい。体色は茶褐色で、アメリカザリガニに比べて体や脚が太く、ずんぐりしている。
ネット上のコメント
・ホームセンター等で売られている外国産の大きなカブトムシや、国内でも減少しつつあるアカハライモリやシリケンイモリの前で、子供が欲しがり親が買ってあげようとしている光景を見ると悲しくなる。子供は本能的に動物が好きだ。動物の習性を知ることは、狩猟採集を成功させ自分の命を守ることに繋がるからだ。でもある時代からの大人が、子どもを自然との触れ合いからだんだん遠ざけていき、今では自然の中でそれらの動物に出合うことは難しい状態になった。だから、けなげにも子供たちは恐竜やポケモンやペット店の動物に引き付けられるのだ。でもそれでは本当の動物達の習性を知ることはできない。子供達の脳は、自然の中での本当の動物達との触れ合いを通して彼らの習性を感じることを前提につくられているのに、だ。脳の発達に必要なのだ。「自然生態系=人類の生命維持装置」という面からも今回の措置は当然だろう。本当に何がいいのか考えたいものだ。
・二ホンザリガニやゲンゴロウなど、人里に近いところに生息域の多くがある種はあくまでも人間による生息地の開発が減少の主要因。 しかも繁殖能力に優れたものが多く、環境が戻ればすみやかに個体数を回復する。 これを鑑みて、単なる捕獲や譲渡ではなくビジネス目的の大量捕獲のみを禁じるこの法律は非常に良い落としどころ。 日本の環境行政では珍しくこれは良い仕事だと思います。
・在来種を守る一方で外来種を減らさないとならないが、 難しいのは日本も昔より温暖化が進み、在来種が生活できた昔の日本とは異なるというところ。 自然環境の変化で個体が減るのは仕方がないが、外来種による食物連鎖で減るのは減らしたいというのが個人的感想です。
・ニホンザリガニは絶滅危惧種なのでこういう法的対応がされているけど 本来は日本固有種でも売買するのは環境的リスクが伴う 日本固有種であっても地域ごとに素人では把握不能なレベルの固有種が存在している それらが日本の別地方の固有種と交配することで遺伝子汚染が進んでしまう 本来人の手が加えられなければそこに存在しなかったはずの種は例え日本固有種でも外来種なのだ