男性から金銭を受け取ってデートや食事をする「パパ活」相手の男性たちから計約2億円をだましとったとして、大阪府警は6日、詐欺の疑いで、大阪府八尾市本町の自称投資家、吉田清一(51)と知人で同府寝屋川市寿町の看護師、西村恵梨奈(28)の両被告=いずれも詐欺罪で公判中=を逮捕、追送検し、捜査を終結したと発表した。
府警は2人が「パパ活」相手の男性71人から計約3億2千万円をだまし取ったとみている。
逮捕、追送検容疑は、共謀し令和2年7月~同3年9月、出会い系サイトで知り合った50~70代の男性17人に「奨学金を返さないといけない」などと噓を言い、計約2億円を詐取したとしている。
府警によると、西村容疑者は吉田容疑者の指示で、サイトに「60代以上の人が好きです」などと投稿、男性らと接触していた。吉田容疑者は黙秘し、西村容疑者は容疑を認めているという。