歴史の分岐点「戦後残してきた難題に答え出す」 首相が年頭所感
・岸田文雄首相は1日付で、2023年の年頭所感を発表した。22年についてロシアによるウクライナ侵攻や安倍晋三元首相の銃撃事件、物価高などを列挙し「歴史の分岐点を迎えている」と説明した。23年に向け「戦後日本が積み残してきた多くの難しい問題、『先送りできない問題』に、正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく」と表明した。
・首相は日本が主要7カ国(G7)の議長国と国連安全保障理事会の非常任理事国を務めることを挙げ「力による一方的な現状変更や核による脅しを断固として拒否する強い意思を、歴史に残る重みをもって示していきたい」と強調。22年に決定した「国家安全保障戦略」を踏まえ、外交的努力と防衛力強化に全力で取り組む姿勢を示した。
・また「全世代型社会保障改革」に取り組む方針を示し、少子化対策やこども対策を進める考えを示した。また、自身が掲げる「新しい資本主義」の実現に向け、グリーン、デジタル、スタートアップなどの各分野について「人とカネを大きく集中させ、大胆な投資と改革を進める」と訴えた。【菊池陽南子】
岸田文雄
岸田 文雄(きしだ ふみお、1957年〈昭和32年〉7月29日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(10期)、内閣総理大臣(第100代・第101代)、自由民主党総裁(第27代)、宏池会会長(第9代)。
ネット上のコメント
・岸田首相のいう先送りできない問題とは単に、財務省から増税を言い渡されていて、自分が首相でいられるうちに道筋を立てて財務省に良い顔をすることではないのか。自分が都合の良いことだけを先送りできない問題に選ぶのはやめてもらいたい。 先送りできない問題は、政治と金の問題、統一教会の問題、就職氷河期世帯の非正規問題、自民党の年齢制限、比例代表の選挙制度など問題は山積している。 国会で問題のある閣僚が追及を浴びてこれらの議論をする時間が取られているのが問題だ。
・増税をしなければならない世の中にしたのは政治家だと思います。 景気がいいからと言って使い放題して来た結果、こんな暮らし難くい世の中になって国民が減り始めてから国民に課すのはどうかと思います。
・やり残しているのは「まず増税」ではなく、政治の浄化・改善です。 既に制度疲労を起こし、議員の中には国のためではなく自らの利権のために働くのが当然と考える者も多く、国民もしらけ切って選挙にも行かない…そういう政治のありさまを、まずは変えることが必要です。 誰かに身を切らせるからには、まずは自らが身を切る改革に踏み込むべきです。そして、国の実情がどうなっているか、しっかりと見据えてから動いていただきたい。どちらもできていない岸田に、“分岐点”の判断を委ねることはできません。やることなすこと、すべて“ズレて”ます。新年早々すみませんが、すみやかな総辞職を強く求めます。
・安全保障については、戦後最大の課題ですよ。確かに履行するとすれば増税しかないと思いますが、今は経済がうまくいかないと生活に支障がきますが、いきなり増税と言われれば、国民の反発があります。よく見てみますと東北地震、コロナ対策で予算を振り分けたが、使い切れないものがありますよそれを充当すれば、かなりやりくりができると思う。やはり増税にするときは国民に信を問う必要がありますよ。
・言うのはいくらでも出来ますが岸田総理は何か結果を残したのでしょうか? 聞く力も丁寧な説明も言っているだけで国民は実感出来てないと思います。 閣僚の任命責任も何回目でしょうか? 重く受け止めている割には誤ちが繰り返されている様に思えます。 発言に対しても次の日には180度違うことを言っている事もあります。 国民からの信頼を得られていないから支持率が落ちていると思います。 検討だけで実行力がないと戦後残してきた難題は解決できないでしょう。 岸田総理以上に実行力のあった総理は歴代にいたけど問題は残ってしまった訳ですから。