そろそろ本番!受験生のみなさんへ(中編)
スポンサーリンク

スポンサーリンク

中学生も留年する?公立と私立の中学校の違いは?

これは、公立と私立で違いがあります。
公立中学では留年することは基本的にはありません。ただし、諸事情(病気等での長期入院や不登校など)で出席日数があまりにも足りず、中学卒業程度の学力が全く身についておらず本人が希望する場合にのみ、留年することができます。ただしこれは制度上の問題であり、実際に中学留年を希望する人はほとんどいないようです。中学での不登校は本人の問題ではなく、親に言えない外的な事情(例えば虐めや教師のパワハラなど)の場合も多々ありますので、そうなってしまう前に家族間で解決できることが無いのか?きちんと向き合うことが大事です。

対して私立中学の場合ですが、留年の可能性が高くなります。上記のように不登校やあまりに成績が不振である場合は、学校側が留年をさせる場合があるのです。ただしこれはあくまでも方針であり、これに法的根拠はありません。
ただし小中学校は義務教育であり文部科学省が定めた「人間力」を学ぶための教育でもあります。集団生活や課題への努力といった基本的なことです。これから社会で生きていくためには、中学を問題なく卒業することは最低条件として重要です。もしもどうしても学校に行きたくないという場合は、まずは学校に相談、そして解決が難しいようであればフリースクール制度を利用するなどをお勧めします。

ちなみに留年の正式名称は原級留置と言いますが、なんだか単語の響きも嫌な感じですね…。

スポンサーリンク

高校では何単位落としたら留年になるの?

全日制高校では、1単位でも落とせば留年が確定してしまいます。
義務教育の小中学校までは留年は特殊な例を除きありませんが、高等学校になると毎年一定数の生徒が留年をしているのです。大学で留年はよく聞きますが、高校で留年はちょっと恥ずかしいですね。まだ高校受験で名門を狙い失敗し浪人などであれば周囲の理解もありますが、高校留年は人の目も厳しいです。同級生が急に先輩になり、部活動を続けるのも難しくなります。例えば野球部であれば、本来はマウンドで活躍できるところをまた1年に混じって球拾いから…などという状況になり、それに耐えかねて辞めてしまうかもしれませんね。できれば単位を落とすまで成績を落とさないようにしたいものです。色んな意味でかなりメンタルにきます。恋愛中であれば恐らく相手にはフラれるでしょう。
さて、具体的に全日制高校で単位を落としてしまうのは成績表で1がついてしまいなおかつその後の追試などでも結果が出せず、教師にダメと烙印を押されてしまう場合です。高校では1科目でも1がつけば留年の可能性があります!厳しい学校であれば有無も言わさず留年させられてしまうかもしれません。
ですからまず心がけたいのは、そもそも赤点を取らないことです。苦手科目で赤点を取り、かつ追試も受けない、または再び赤点を取ってしまったなどとなれば成績は1がつけられてしまうかもしれません。成績は先生の判断に委ねられるとはいえ、真面目に授業を聞いていて努力をする姿勢を見せればそうそう1などはつけませんので、素直に反省して赤点科目を克服しましょう。この努力は確実に自分の身になりますので、踏ん張ってください。赤点で最悪の場合留年というパターンは絶対に避けたいものです。
ちなみに通信制高校では規定単位を取れば卒業はできますので留年制度がそもそもありません。

スポンサーリンク

高校の留年条件と救済措置:私立と公立での赤点の扱いの違いは?

さて、それでは具体的にもっと見ていきましょう。ちなみに高校で留年してしまうと、あまりにも辛いため自主退学してしまう人が多いそうです。そうなると最終学歴は中卒です。本人の少しの努力でその後の人生は大きく変わりますので、まずは強敵・赤点の正体を深掘りして見ていきましょう。
まず高校の留年条件は、成績があまりにも不振であることと出席日数が足りないこと、この二つに分かれます。「勉強だけ家ですればいいし学校なんて行きませ〜ん」などとタガを括り「大学受験?予備校行けばいいし!」などと思っていたら、ある日突然の親呼び出し、そして面談の末「君、留年ね」と通告されるかもしれません。そうなるとまだ10代なのにあなたは人生終わりだ…と絶望を感じることでしょう。特段の事情がない限りは学校へはきちんと通いましょう。
また、ほとんどの学校では救済措置が設けられています。成績不振の場合はとりあえず担任の先生に相談をしましょう。学校側もできれば留年の生徒を出したくありませんので親身になり補習を設けてくれたり追試でカバーしてくれようとします。かなり厳しい状況でも、本人のやる気次第で留年は決して不可避なことではありません。
ちなみに私立と公立では少し留年の基準の差があり、私立の方が救済措置を取ってくれます。私立は甘めであるという表現が分かりやすいかもしれません。

私立と公立高校の留年の違いは?(赤点と救済措置)

では、具体的にどうして私立の方が留年の救済措置に対して甘いのでしょうか?まず理由としては、私立高校はいわば会社のようなもので通う生徒がいてこそ経営が成り立っているので、できれば留年した生徒などを出したくないというのが切実な本音です。私立には理事長という偉い人が存在しますが、彼らは経営陣ですので「○○私立高校で留年確定」などという響きはS N Sのバイトテロに近いものがあるのです。
ただ、公立高校の場合はそうはいかず、留年の条件である成績表の中に一つでも1がある、評定の合計が10に満たない、全ての科目の平均評定が2に満たないなどあまりにも出来が悪い生徒はもう一度学ばせるべきだと留年を薦めてくるかもしれません。ただし、高校留年に平気で耐えられる生徒は少ないので、やはり先生に救済措置を相談するのが良いでしょう。また私立か公立か?に限らず学校によって違いますので、このままでは進級が危ういなと自覚があればすぐに学校に相談するのが得策です。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう