習近平の大誤算…！「ゼロコロナ」がいざなう、中国発「世界大不況」の巨大すぎるインパクト
・中国政府は12月14日、無症状感染者数の発表を取りやめ、事実上、ゼロコロナ政策を完全に撤回した。
・ゼロコロナ政策は10月の共産党大会でも承認され、習近平指導部の看板政策だったが、12月に入り突如として大転換となったのは、11月下旬に全国で勃発したゼロコロナ政策への抗議運動が大きく関係していたことは間違いない。
・中国では若年層・都市部を中心に建国以来の雇用危機が発生しており、「ゼロコロナ政策がこの状況をさらに悪化させる」との不満が爆発した形だ。プラスの経済効果を見込んだゼロコロナ政策の全面解除だったが、その効果が空振りになる可能性が高い。
・それどころか、中国経済に「コロナ大不況」に引き起こすリスクがあるのではないかと筆者は懸念している。ゼロコロナ政策が突然解除されたことで、国民の間で新型コロナに対する警戒感がむしろ高まってしまったからだ。
・米ワシントン大学は12月16日「ゼロコロナ政策の解除により、中国で爆発的に感染者が増加し、死者は100万人を超える」との試算を発表しているが、長らく「無菌室」状態にいた14億人の中国人にこのような事態を受け止める心の準備はないだろう。
・ゼロコロナ解除後の中国で「新たな病気が蔓延している」との噂がネット上で広がっている。
・病気の名は「幻陽症」。
・「自分が新型コロナで陽性になっているのではないか」との強迫観念に襲われ、体調を崩してしまう患者が病院を訪れるケースが急増しているという。中国政府は追加の刺激策を打ち出そうとしているが、「新型コロナの感染爆発」に国民がおののく状態のままでは、経済が再び好調な状態に戻るのは困難だと言わざるを得ない……。
・さらに後編記事「習近平が大ピンチ……！ 中国「ゼロコロナ大不況」が「世界金融危機」へと波及する悪夢のシナリオ」では中国ゼロコロナ大不況が、世界経済に何をもたらすのか、リーマンショック級の金融危機もあり得るのか、じっくりと見ていこう。
藤 和彦（経済産業研究所コンサルティングフェロー）
12月26日 習近平の大誤算…！「ゼロコロナ」がいざなう、中国発「世界大不況」の巨大すぎるインパクト（現代ビジネス） - Yahoo!ニュース
習近平
習 近平は、中国の政治家。中国共産党・中華人民共和国の最高指導者であり、中国共産党中央委員会総書記、党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席、国家主席を務めている。
ネット上のコメント
・この混乱も数週間もすれば収まると思う。そもそも軽い風邪なのだから、、。 今は一度に多くの人が感染～発症してるけど、殆どの人が2～3日熱が出る程度で回復して行く。 寿命が近い高齢者等は、重症～死亡の人も一時的に増えるだろうけど、それもすぐに落ち着くと思う。 この様な流行性のウィルスは、殆ど全ての人が感染を経験しなければ収まらないのだから、中国の今の混乱は仕方が無いこと。 いずれにしても、数週間の内には2019以前の平常に戻ると思う。
・短期的には、世界経済にとってマイナス要因だろう。 しかし、これにより対中国包囲網が高くなり、対中国デカプリングが進んでゆけば、不確実性だらけの中国経済への依存度を下げることが出来る。 その結果、世界経済から中国経済という不確実性を取り除くことが出来て、却って、安定性が増すのではないかと思う。
・本当に中国頼みの経済は止めた方がいいと思う。 素人考えだが、企業は中国の工場を日本に戻し、日本での製造を行う。（人件費は、もはや変わらないと聞く）そしてインドなどを中心とした東南アジアなどに貿易の中心をシフトした方がいいと思う。
・『今の感染拡大は大きな影響が出るだろうが、一気に広がれば春節位の時期には収まり経済活動も動き出すだろうという見方の人もいます。 いずれにしてもずっとこのままでないし、いずれ感染しながら経済は回る。
・結局、ゼロコロナ政策が上手に行かなくて、どう振る舞えば良いか国民も思考停止、総ノイローゼ状態ということね。 新規の感染症だから個人差があるのは当然なんだけど、ちょっと、外出禁止期間とか長く苦しく追い詰めたか。 ある意味、外出恐怖症、長い休みには故郷に帰るから、そこでリッセット出来れば良いね。
