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子ども予算の財源は「消費税増税しかない」“本気の少子化対策”で岸田総理が必ず直面する“壁”
「安定財源の確保について幅広く検討を行い、子ども予算の倍増をめざす」
・2022年1月、岸田総理は国会でこう宣言した。厚生労働省によると2022年1月から9月までに生まれた子どもの数は59万9636人(速報値)。今のペースで推移すると、2022年の出生数は80万人を割り込み、統計開始以来過去最少となる可能性がある。 この難題に政府がどう立ち向かうのかー。取材を進めると聞こえてきたのは、「子ども政策こそ、消費税の増税による財源の確保が必要」という声だった。
■子ども予算倍増 財源は?
「子ども予算の倍増」。
・そもそも、どの数字をベースとして「倍増」なのか、岸田総理は明確にしていないが、2023年4月に発足する「こども家庭庁」が来年度に必要な予算として要求している「約4.7兆円」や、今年度当初の少子化対策予算「約6兆円」などが考えられる。どちらにしても、岸田総理の言葉通り「倍増」となると、少なくとも5兆円規模の上積みが必要となる。
・ 5兆円規模の安定財源の確保は容易ではない。岸田総理は2022年10月、国会で「来年度の『骨太の方針』(国の経済財政政策の基本方針を示す文書)で倍増への道筋を示す」と発言し、今は財源についての議論が進んでいない状況だ。
■カギは「児童手当の拡充」「所得制限なし」に踏み込めるか
・岸田総理が本部長を務める「全世代型社会保障構築本部」。子ども政策のベースは、ここで検討が進められている。 12月、その進捗状況を聞くため本部の幹部の元を訪ねると、こう熱弁をふるった。
・ 「子ども政策で本気度を示したいのなら、児童手当の拡充に踏み込むべきだ」
・ 現在の児童手当は3歳未満に1万5000円、それ以降は中学校卒業まで1万円が支給される(第3子以降は3歳から小学校卒業まで1万5000円に増額)。
・ただし所得制限があり、年収が上限を超える場合は特例給付として支給額は5000円に減額される。さらに2022年10月から、年収1200万円程度を超える高所得者には特例給付が廃止されている。
・ 同幹部は具体的な拡充策として「第1子・第2子・第3子と段階的に支給金額を引き上げ、さらに所得制限は撤廃するべき」だと強調する。
岸田文雄
コイツ増税しかしてなくね?#岸田やめろ #走行距離課税 pic.twitter.com/b3M0epLn7t
— だるちっち🍭 (@poppokissme) November 2, 2022
ネット上のコメント
・真面目に言うと少子化対策には景気対策が一番大事だと思う、 物価が上がり続ける中、給与が全く上がらない世界で 子供を育てたいか?って問題がかなり大きいと思う
・この物価高でほとんどの国民が苦しんでいる中での消費税増税には反対ですね。それに他の方法も検討すべきかと思います
・少子化対策は手遅れだと思う 少子化対策が仮に大成功した!となったら 今現在の税を納める側、今学生で数年後に社会に出る人達は、増え続ける高齢者と少子化対策によって増えた子供を支えるためさらに苦しくなる
・逆転の発想で、減税が有効なんですよ。 一時的にね。
・また増税ですね。 防衛費の安定財源のために増税。 少子化対策の安定財源のために増税。 老朽化したインフラ整備の安定財源のために増税。