
美容クリニックで良くオススメされるトランサミン
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こんにちは!美容クリニックに通っていたり美容意識の高い方でしたら一度は耳にしたことのある、そして服用をしたこともある「トランサミン(トラネキサム酸)」は本当に美容に良いのか?検証していきたいと思います。
【美白に良い】【肝斑に効く】【シミが薄くなる】としておすすめされるトランサミン。
コスメでも紫外線防止でもできてしまったシミを消すのはとても至難の技…。
そこで、美白のための内服薬の王様としてトランサミン(市販薬ではトランシーノ等)を服用中という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、トランサミンには「白髪が増える」という噂も飛び交ってますよね?
とあるクリニックに聞けば「トランサミンを飲むことで白髪が増えるっていう噂は本当ですか?」と聞くと「いえ逆ですよ。白髪防止になりますよ」と答えがきたりします。
でも、そもそもトランサミンはメラニン色素の発生を抑えることで美白になったりシミが薄くなるというメカニズムです。加齢と共にメラニン色素を作る能力が衰えてしまい髪の毛が白髪になってしまうあの現象には本当になんの因果もないのでしょうか?
メラニン色素とは、肌や髪の毛、瞳などの色を構成している色素です。 黒や褐色のユーメラニン(真メラニン)と黄赤色のフェオメラニンの2種類がありますが、一般的にはメラニン色素というとユーメラニンを指します。 人の肌や髪などの色はメラニン色素の量によって変わり、量が多いほど肌は褐色寄りになり、毛髪は黒くなる性質を持ちます。
早い人では20代から発生してしまう白髪現象。一時的なストレスで白髪が増えてしまいその後ストレスがなくなれば復活するなんてことは都市伝説で、メラノサイト(メラニン色素を作る細胞)が死滅してしまえばその毛根は一生、白髪です。白髪は増えれば増えるほど老けて見えますし、何しろ美容院で3週間に一度は白髪染めをしないといけなくなります。
顔にシミが多少あろうがメイクで隠せますが、白髪は染めなければならないので女性にとってはシミや肝斑などよりビジュアル的な大ダメージとなりますね。
トランサミンの正体とは?
トラネキサム酸の副作用で白髪になる? トラネキサム酸にはメラニン色素を抑制する働きがあるため、服用すると副作用で白髪が増えてしまうという話もありますが、実際はどうなのでしょうか。 結論からいうと、副作用で白髪が増えることに医学的な根拠はありません。
どの美容クリニックのHPを見ても大体書いてあるのはこれ。
「医学的根拠はありません」というものです。
美容クリニックの先生は大抵、トランサミンの服用を推奨なさることが多いのですが、逆に美容のつかないシンプルな皮膚科の先生はトランサミンを飲むと白髪も増えますよ?と服用を中止なさることが多いです。
患者としては、どうすればいいの・・・?と悩んでしまいますね。
白髪リスクの無い美白方法に切り替えましょう
シミが悩みになってくる年齢と白髪に悩む年齢は重なってしまうため、一体どっちを優先させるのか?と悩むところです。
そして、トランサミンが髪の毛の白髪化に全く影響がないかというとその医学的根拠こそなく、どうして皮膚だけは白くなり髪の毛だけは白くならないのか?とそんな都合のいい話などあるのかなと疑ってしまいます。
そこで結論としては…
コンシーラーで隠さなければならないほど気になるシミならもうレーザーで消してしまいましょう。
そして、なんとなく美白を目指したいなという目的でしたらビタミンCの接種や規則正しい生活などといった基本的なことをまずやってみることをおすすめします。
「何が一番、老けて見せるのか?」の筆頭はシミではなく白髪、そしてもシワだったりします。
シミだらけの人を見て別に老けてるなあとは思いませんが、白髪だらけの女性となるとちょっと「色々とご苦労なさっているのかな」と思ってしまいますね。
トランサミンは元々、たとえば歯科治療をした時に出血を止めたりする効果があるなど止血効果のある薬です。
それを美白目的で1日3回服用するとなるとちょっとリスクがあると思った方がいいかもしれませんね。
それでもやはりトランサミンの服用は続けたい!という方はかかりつけの美容クリニック・そして普通の皮膚科の先生両方に聞いてみることをおすすめします。
まあでも結局、一番良いのはストレスフリーの生活かもしれませんね。
それが一番難しいのですが…
それでは!