
「スシロー迷惑行為」高校に苦情電話殺到 過剰なクレームは“犯罪”になる可能性も〈dot.〉
・回転ずし大手「スシロー」での迷惑行為を行った少年が通う高校に、苦情の電話が殺到している。学校側は「一日中、電話が鳴りやまない状況が続いています」と疲弊している様子で、かなり強い叱責を受けることもあるようだ。迷惑行為への怒りは分かるが、過度の苦情や使う言葉を間違えると、うっかり加害者になってしまうリスクもある。
* * * この少年についてはSNS上で高校名などが拡散され、1月末に一部メディアもある県の高校生であるとみられると報じた。
・当該の高校に確認すると、担当者は「一日中、電話が鳴りやまない状況が続いているのは事実です」と疲弊した様子で今の状況を明かした。苦情の内容の詳細は明かせないとしたが、「非常に多くのお叱りをいただいております」という。なかには強い言葉で叱責してくるケースもあるようだ。
・直接的に被害を受けたのはスシロー側だが、回転ずしを利用する人にとっては、あの不快な迷惑行為の動画に被害者感情を抱き、「どんな教育をしているのか」と学校に腹が立ってしまうこともあるのかもしれない。
・ただ、「学校に文句を言うのは筋違い」との意見も少なくない。鳴りやまないほどの苦情電話によって、学校の通常業務に支障が出ている状況は問題だろう。
・実際、過去には執拗(しつよう)なクレームを入れた側が逮捕された事案も複数ある。怒りに任せて苦情やクレームの電話を入れた結果、うっかり法に触れてしまうリスクもあるのだ。
・クレーム対応などの企業法務に詳しい村松由紀子弁護士(弁護士法人クローバー)によると、苦情の目的や話した内容、電話した回数について「社会生活上、受容できる限度を超える場合には、学校の正常な運営を阻害したとして、威力業務妨害罪が成立する可能性が高い」という。
・どこからが違法かの明確な線引きはないが、例えば執拗にクレームや苦情の電話をかけ続け、相手側の仕事に大きな影響を及ぼした場合。「ばかやろう!」「ふざけるな!」などと、大声や怒声を発し続けて相手を威圧する行為なども、威力業務妨害罪に当たる可能性が出てくる。 「『殺すぞ!』などと相手に危害を加える言葉を使うと、脅迫罪が成立する可能性があります」(村松弁護士)
・不法行為として、民事上の損害賠償請求の対象にもなりかねないという。
2月4日
「スシロー迷惑行為」高校に苦情電話殺到 過剰なクレームは“犯罪”になる可能性も〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
スシロー
株式会社あきんどスシローは、回転寿司のチェーン店を展開している企業。
ネット上のコメント
・学校への苦情はお門違いですよね。 私も回転寿司での迷惑行為のニュースに対しては、本当に強い不快感を感じています。 何でこんな事をするのか理解できないし、若気の至りでは済まされないと思います。 それでも学校はただその生徒が通っているだけなので、そこに苦情が行くのは先生方や他の生徒も困りますよね。 これだけ毎日のように報道され、スシローもかなり強い態度で臨んでいるので、自分がどれだけの事をしたのかさすがに分かるのではないでしょうか。
・学校はとんだとばっちりを受けている、少年は自身がした心無い行為が一体どれだけの大人を巻き込み、どれだけの同じ学校に通う生徒に迷惑をかけたか身をもって実感しているだろう。ただ学校への苦情は筋が違う、彼と同じ学校に通う他の生徒や教員には何の落ち度も無い、だから他の生徒には平穏な学校生活を送らせてあげてほしいと思う、そうでなくても同じ学校に通う生徒がこのような迷惑行為をして大騒ぎになっている事が分かったり知ったりした時点で多かれ少なかれ動揺したり、情緒不安定な状態になっている生徒だっているかもしれないのだから。
・電話で通じる前に録音させていただきますは効果的。場合によっては弁護士に相談して威力業務妨害罪で訴える可能性があります、ご注意くださいの文言があってもいいかも。 スシローの例の件の少年の行為は許されないのはわかる。だからこそクレームの電話をかける方も自分がやったことに責任を持つべきだと思う。
・今回の件は加害者が招いた事だが、加害者を擁護する気は毛頭ないが、学校や自宅にクレームや誹謗中傷や押しかけはやりすぎ。スシロー側もそんな事は望んでない筈だし、そもそも、私的制裁は法律で認められていない。一歩間違えたら、加害者と同じ運命を辿ることを分かってないのか?スシロー側も賠償額の査定をしないといけないし、警察も捜査してるのに妨害してるのと同じ。怒りたい気持ちは分かるが、罰を受けるのは加害者であり、それを決めるのは裁判所で法に則って決めるのだから、関係ない第三者がやる事ではないし、叩くのはもう辞めるべきだ。
・刑事罰や、多額の賠償金?との報道も出ています。 ここで、ごり押しでも何でも、学校にも責任があると認めさせる、風潮を作ることをしなければ、家庭で責任をまるごと引き受ける羽目になってしまう。 と、考える親がいても、不思議なことではないと思います。 迷惑行為は、家庭での教育に起因していると思いますが、そこで、家庭内教育に自信をもてない親、そもそも、学校任せで、ほとんど何もしていなかった親もいるでしょう。 そのような親にとって、万一の責任回避の一つが「学校が悪い」なのです。
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