
自宅で低体温症か 80代男性死亡 妻とみられる70代女性も搬送 室内でも注意…高齢者が搬送されるケース目立つ
・厳しい寒さが続く中、2日朝、長野県安曇野市で高齢の男性が住宅の中で死亡しているのが見つかり、妻とみられる女性も病院に搬送されました。低体温症の可能性があるということです。室内でも搬送されるケースは多く、消防が適切な暖房を呼びかけています。
・警察や消防によりますと、2日朝、安曇野市の住宅を訪れたデイサービスの職員が室内で倒れていた高齢の男女を発見。80代の男性が死亡し、妻とみられる70代の女性は病院に搬送されました。 警察が死因を調べていますが、低体温症の可能性があるということです。
・低体温症は体温が35度未満になるもので、筋肉が硬直し、血圧が低下、最悪の場合死に至るケースもあります。 厚生労働省によりますと、年間1000人以上が死亡しています。 低温症というと、雪山など屋外でのイメージがありますが、室内でも多く、特に高齢者が搬送されるケースが目立っています。寒さに気づきにくいからです。
2月2日
低体温症
低体温症とは、体の深部体温が35℃以下に低下した状態を指します。
人の体温には“皮膚体温”と“深部体温”の2種類があり、腋など体の表面から測定する温度が皮膚体温、脳や内臓など体の内側の温度が深部体温です。
正常時の深部体温は、もっとも温度が高い肝臓で38.5℃、直腸では38℃です。基本的に直腸用の体温計を用いて深部体温を測定し、直腸の温度が35℃以下になった場合に低体温症と診断されます。深部体温は脳や心臓といった生命維持に関わる臓器の温度を反映しているため、深部体温が低くなると命に関わることがあります。
一般的に32~35℃を軽症、28~32℃を中等症、20~28℃を重症に分類され、中等症以上の死亡率は約40%といわれています。
ネット上のコメント
・80代、70代なら普通は年金暮らしだろうし、エネルギーに限らず物価の上昇がきいていて節約志向の生活を送っていたのかもしれない。 現役世代も苦しいが、年金受給者も同様に苦しいのは当たり前で、もしそれがこの件に間接的にせよ関わっているのであれば、いくら戦争の影響とはいえ、日本の政治に努力不足、配慮不足があることは間違いないのでは。
・先月の電気代請求に衝撃を受けました。 電気を使っただけ、燃料調整費もかかるし、今月からはすごく気をつけて節電しています。 エアコンを一切使用しないことにして、石油ストーブだけにしました。 私がもし年金暮らしだったら、暖房を一切使わずに厚着しようと考えたかも。
・特に高齢者はどんどんエアコンを使いなさい。僕はこれだけを言いたい。確かに電気の節約は大切ではあるが、節約して亡くなっては元も子もない。日本の電力緊迫のために貢献してくれるなら違う方法を考えるべきである。
・離れて暮らす私の両親も電気代の高騰から暖房の使用を控えてます。 厚着をし、日中も布団に入ってるようです。 幸い極寒地ではないのでこの記事の方のように亡くなることはないと思いますが… 子どもへの手当ももちろん大事ですが、この方たちのように声もあげられない人たちの支援もどうにかならないのか…
・長野県の内陸において「最近のお家は暖かい」は幻想です
・もちろんこの件に関係ないかもしれないが、年金減額にコロナに電気代高騰にと日本だけかどうか世界的にも弱者切り捨てが進んでいるよなと感じる。
・寒がりの人なら、 費用なんて気にせずに暖房器具に頼りきるのでまだ良いのだけれど、 自分は寒さに強いし暖房器具を使うなんて軟弱と思い込んでいると、 かなり厄介だし、危険。
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