
睡眠で細胞を再生するには6時間が最低必要です
女性にとって睡眠は健康的で効率のいい毎日にはもちろん、女性の美にとって非常に重要なお仕事です。肌の再生を促したりホルモンバランスを正常に整えるなど、女性の一番の美容の味方はなんといっても睡眠といっても過言ではありません。
最近なんだかお肌がくすんでいる気がする、カサカサしている、表情が優れない、ダルいなどの不調は、睡眠不足あるいは、一応寝てはいるけど「ちゃんと眠れていない」という状態かもしれません。
仕事や人間関係のことで脳が自然に考え事をしていたりして交感神経が優位になっていると、身体は寝ているのに神経と心が寝ていない、という状態になってしまいます。リラックス状態でない睡眠は、質の悪い睡眠であり美人のための「美睡眠」とは言えないのです。
お化粧品やエステよりも、「ちゃんとした眠りを確保する」という毎日の積み重ねはとても重要な美肌習慣ですので、今日からぜひとも「美睡眠=本当にぐっすり眠れて毎日リセットできる」を心がけるようにしましょう。
そこで、簡単にできる、今日からすぐに睡眠の質を上げる「美睡眠のコツ」を3つご紹介したいと思います。
1,おやすみ首筋ほぐし
首の後ろ側は自律神経を司る重要な場所です。ここがガチガチに凝っていると全身の神経や内蔵までもが緊張しますし、神経を圧迫して頭痛やイライラ、肩こりなどに直結してしまいます。
ここの神経が圧迫されていると自律神経は常に乱れっぱなしとなり、脳や筋肉の緊張状態が続き、また呼吸器系を圧迫したりするなど「寝ているけどちゃんと眠れてはいない」症状を作り出す原因になってしまうのです。
そこで、毎晩眠る前に少しだけ意識して、首筋の後ろを軽くほぐしてあげるようにいたしましょう。首の後ろの凹みの部分を指で軽く円を描くようにさすります。
凝り固まっている首の筋肉は、優しくほぐしてあげると簡単に緩みますので、昼間固まってしまった神経がほぐれ血流が良くなるのを感じると思います。
首筋をほぐし気持ちいいなと感じると、脳が「今はリラックス状態である」と認識しますので、それが全身に指令となり全身に伝わり、緊張がほぐれた状態で眠ることができます。
ただし、首筋は非常に繊細な場所なので決して力を入れ過ぎないようにそーっと優しくさすってあげてくださいね。力を入れてしまうと逆効果になってしまいます。
2,手足ぶらぶら運動
さらに、眠る前に全身の血流を流してあげると身体がぽかぽかと暖まり筋肉がほぐれ、リラックスした状態をつくることができます。
全身の血流は、ふくらはぎや手のひらなど末端で滞ってしまいますので、それを心臓に向かって流すようにしてあげましょう。
それには、夜寝る前にベッドの中で仰向けになり、手足を天井に向かって上げてぶらぶらと揺らす運動が効果的です。
この動きは手足同時にたったの30秒ほどで充分なのですが、案外疲れ、軽く汗をかくぐらい身体が暖まります。ほどよいお休み前の運動にもなりますので、即効性のある安眠運動として効果的です。
とても簡単に毎日続けることができ、1日の疲れのリフレッシュになりますのでぜひ習慣化してみてくださいね。
3.寝る前白湯のみ
更に仕上げといたしまして、眠る前にコップ1杯の白湯を飲むと、内蔵を温め、全身を更に緩めてあげることができます。
「白湯」とはお水を沸かしただけのお湯のことです。ご自分に合った飲みやすい温度またはちょっと熱めのゆるま湯ぐらいでコップに1杯、寝る前にゆっくりと飲んでみましょう。
白湯は変に溜まったりせずそのまま胃腸を流れてくれますので安心してお召し上がりいただけます。夕飯にアルコールを飲んだり体温を下げる食材を摂取したときは内蔵が冷えてしまっているかもしれません。内蔵の冷えはそのまま身体の筋肉の冷えや緊張につながります。内蔵を物理的に温める方法で毎日簡単に続けられるのは、なんといっても白湯飲みが一番ベストです。
白湯は寝ている間に内蔵をキレイにデトックスしてくれる効果もありますので、翌朝、老廃物を排出するための準備にもなります。
眠る前にいかに身体の様々な緊張を解き、リラックス状態に持っていくか?が質のいい、美に効果的な睡眠のカギとなってきます。
リラックスはしようと思って意識してなかなか簡単にできるものではありませんので、自力でできる上記のような方法で身体を毎日少しずつ整えてあげ、目が覚める度に翌朝お肌がツヤツヤするようなぐっすり美睡眠を目指しましょうね。